ご利用の実例紹介
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ご利用の実例①
- 40歳代 女性 要介護3
- 開始時の状況:持病による両下肢麻痺あり車いすの生活。介護保険を限度額いっぱい利用中
- 本人の希望:もっと在宅サービスを活用して、一人で色々できるようになりたい
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両下肢麻痺や筋力低下もあり立位が出来ず、車椅子を利用した生活ですが、買い物やおむつ交換などの介護サービス利用しながら在宅にて療養中です。
ご本人はもっとリハビリを行いたい、デイサービスの入浴ではなく、自宅で入浴したいと希望されていますが、介護保険はすでに限度枠いっぱいサービスをご利用中のため、医療保険を利用しての看護・介護サービスを提供することとなりました。
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週3回の訪問看護により自宅での入浴が可能になり、入浴日以外は全身の清拭や、足浴・アロママッサージも取り入れ、デイサービスでの入浴では得られなかった、爽快感や心地よさを体感し満足していると、大変喜んで頂くことができました。
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また、当社の理学療法士による週2回のリハビリが開始され、自宅で受けられるようになりました。通所の手間が省け、リハビリ回数も増えたことで、関節の動きもスムーズになり、筋力もつき、少し足を動かすことが出来るようになられました。
その後「もっと頑張っておむつ交換や更衣など自分でできるようになるまで、回復したい」と、熱心にリハビリに取り組まれるようになりました。
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介護保険と医療保険を上手く併用することで、希望に沿ったサービスの提供に繋がり、訪問看護やリハビリを重ねる内にどんどん前向きな発言や動きも増えてきました。ケア中はご利用者さまの悩みや訴えを傾聴し、適切にアドバイスしコミュニケーションを図っています。
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毎回の訪問日を楽しみにされており、私たちが伺う時間には自ら車椅子を動かし、玄関まで出迎えに来られ「待ってました」と笑顔で私たちを迎えてくれる姿に、スタッフ全員いつも励まされています。
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ご利用の実例②
- 70歳代 女性 要支援1
- 開始時の状況:持病による腰痛・下肢痺れが増強。老人性うつ、高血圧、食欲不振、筋力低下あり
- 家族の希望:最近は外出もせず自宅で過ごしている。腰痛の悪化や食欲の低下が心配
- 本人の希望:いつも足が痺れて腰が痛い、最近は膝も痛む。少しでも良くなるといいけど…
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腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症による腰痛や下肢の痺れ、膝痛があり、通院さえ億劫になり、外出もせず毎日室内で過ごされています。洗濯や掃除などはできる範囲でされていますが、疼痛のため、長時間台所に立てず炊事時間が減少しています。
今回は、ご家族からの要望で訪問看護と訪問リハビリを提供することになりました。
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週1回の訪問看護により、血圧等のバイタルサイン測定を行い、体調の変化や身体状況を観察・確認しています。摂食状況をお伺いし、摂取量や栄養素がきちんと摂れているかを確認し、不足する場合はその都度栄養指導を行い、毎日の食事に取り入れていただいています。
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また、当社所属の理学療法士による週2回のリハビリが開始され、腰部や膝の痛み、下肢の痺れを緩和するための理学療法を行っています。
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外出をせず、屋内だけでの生活を送られており、下肢を中心に筋力の低下もみられるため、筋力を向上させるリハビリを実施すると共に、ひとりでもできる簡単な運動をおすすめし、普段の生活に取り入れて頂いています。
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ご家族の希望により始まった訪問看護/リハビリです。開始当初はあまり乗り気ではないご様子で、表情も固く、消極的な対応でしたが、訪問を重ね穏やかにコミュニケーションを図るうちに、 だんだんと会話も弾むようになり笑顔が増えてきました。
外出もせず屋内でご高齢のご主人とお2人の状態で、社会的交流が殆ど無い状況でしたが、訪問看護が入ることで私たちスタッフとの交流の機会が生まれ、生活に活力が出てきたようです。
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疼痛が和らいで「もっと長時間自炊ができるようになったら得意料理を作りたい」と前向きな発言も増えています。これからも、ご本人やご家族の希望が叶うよう、サポートを続けていきたいと思います。