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2024.04.22

【3分でわかる】訪問看護における利用制限

実は、訪問看護を利用するにあたって利用回数に制限があることはご存知でしょうか?

訪問看護を利用するときは回数や時間に制限がありますので、必ず自分や家族がどういった看護サービスで何の保険によって訪問看護を利用しているのかを把握しておきましょう💡

今回は訪問看護の利用制限について詳しくご紹介します🌷

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以前もご紹介しましたが、訪問看護は医療保険と介護保険の2種類の公的保険が利用できます。

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医療保険の利用条件

◯65歳以上・・・医師が訪問看護の必要性を承認、かつ要支援・要介護に該当しない方

◯40歳以上65歳未満・・・医師が訪問看護の必要性を承認、かつ16特定疾病の対象ではない方。16特定疾病の対象であっても要支援・要介護に該当しない方。

◯40歳未満・・・医師が訪問看護の必要性を承認した方。

介護保険の利用条件

◯65歳以上・・・介護保険の要支援・要介護認定を受けた方

◯40歳以上65歳未満・・・16特定疾病の対象者で、要支援・要介護の認定を受けた方

◯40歳未満・・・介護保険での訪問看護は利用不可

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訪問看護では、どの保険を利用し、どのような健康状態か、年齢か、などによって利用時間が異なります。

自分が細かいサポートを受けたいと思っても希望が通らないケースがあることを知っておきましょう!

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医療保険の場合

年齢が65歳以上であれば介護保険による訪問看護が適用されることがありますが、年齢がそれに満たない64歳以下の場合で、特定疾患が認められる場合には医療保険による訪問看護の利用になります。

特に思い病気や症状がある方には、厚生労働大臣が定める疾病等に患っている方は週4回以上の訪問看護が可能になります。また長時間の訪問介護が必要になる時には、通常よりも長い時間である90分以上の看護サービスを受けることが出来ます。

 また、主治医により病状の悪化が見られた場合には、特別訪問看護指示書が交付され月に1回だけ14日連続の利用を受けることも出来ます。他にも特別訪問看護指示書が交付され、かつ、気管カニューレを使用している人と真皮を超える褥瘡(じょくそう)がある人の場合だと、28日連続利用することも可能になりますので、訪問看護を利用したいときには、自分または家族がどれに該当するかをしっかりと主治医に確認しておくことが大切です。

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◾️医療保険で90分以上の訪問看護を受ける対象となる人

  1. 人工呼吸器を使用している
  2. (人工呼吸器を装着していない)長時間の訪問を必要とする15歳未満の超重症児、準重症児
  3. 特別訪問看護指示書を受けている、急性憎悪や終末期、気管カニューレ、真皮を越える褥瘡
  4. 特別な管理を必要とする患者(特掲診療科の施設基準別表代8に掲げる者)
  5. 在宅悪性腫瘍患者指導もしくは、在宅気管切開患者指導南里を受けている状態にあるもの、又は気管カニューレもしくは留置カテーテルを使用している状態にあるもの
  6. 在宅自己腹膜灌流(かんりゅう)指導管理、在宅血液透析指導管理、在宅酸素療法指導管理、在宅中心静脈栄養法指導管理、在宅成分栄養経管栄養法指導管理、在宅自己導尿指導管理、在宅人工呼吸指導管理、在宅持続陽圧呼吸療法指導管理、在宅真皮を超える褥瘡の状態にあるもの
  7. 疼痛管理又は在宅肺高血圧症患者指導管理を受けているもの
  8. 人工肛門又は人工膀胱を設置している状態にあるもの
  9. 在宅患者訪問点滴注射管理指導料を算定しているもの

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介護保険の場合

介護保険を使って訪問看護を利用するときには、利用回数に制限はありませんので、自分や家族の様子に合わせて利用することが出来ます。しかし、一回の利用時間には決まりがありますので、訪問看護を利用するときには注意が必要です☝️

介護保険では複数のサービスを受けることが多く訪問看護のみに保険の利用をすることが難しくなり、医療保険では訪問看護を利用するときに回数の制限があるために、たくさん利用したくても利用することが難しくなります。

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住み慣れた場所で看護を行うためのサポートとなる訪問看護ですが、利用回数には制限がある場合があり、実際には十分な支援やサービスを受けることが難しい場合があります。介護保険を利用する場合には制限がありませんが、年齢が達していないために医療保険で訪問看護を利用する場合には、回数や時間に制限がありますので、その中で利用していかなければなりません。

自費によるサービスの提供は、回数や時間の制限はありませんが経済的に圧迫してしまう可能性がありますので、十分に考えた上で利用することが大事です。

訪問看護を利用する場合は、ソーシャルワーカーやケアマネージャーなどの専門スタッフがしっかりと支援計画を立ててくれますので、そちらへ相談しどのような回数、時間を利用するかなどを検討していきましょう🌷

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