2024.04.23
【職業紹介】社会福祉士
社会福祉士は、介護福祉士・精神保健福祉士と並ぶ社会福祉専門職の国家資格の1つで、福祉の相談援助に関する高度な専門知識・技術を有し、福祉や医療の相談援助の場において重要な役割を担っています。
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社会福祉士の仕事内容
社会福祉士の仕事は、職場と職種によって多岐に渡りますが、その中でも業務の中心となる内容は「相談業務」です。
日常生活において問題を抱えている人たちの相談に乗ったり、福祉面から支援やアドバイスすることです。医療保険の分野などとの連携、橋渡しの役割もあります。
社会福祉士が支援する対象者は幅広く、高齢者・障がい者・家庭・子ども・低所得者などが挙げられます。そのため医療や福祉、介護、行政、教育現場など働く場所は様々です。
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〜主な仕事〜
◯相談業務
さまざまな事情により福祉サービスを希望する人々の相談に対応する業務
◯援助業務
社会福祉士ならではの専門的な知識及び技術をもって、相談者に的確な援助や助言を行なっていく業務
◯連携業務
必要に応じて、行政や医療機関、教育期間など各関連組織と連携を図っていく業務
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社会福祉士と他の資格との違い
社会福祉士の仕事内容などが類似しているとイメージ・混同される資格として、介護福祉士やソーシャルワーカー、ケアマネージャーなどがあります。それぞれの違いを理解していきましょう💡
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支援するのはどんな人?
◯高齢者
◯子ども
◯障がい者
◯生活に困っている人
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高齢者
対象
施設で暮らす高齢者、施設を利用する高齢者
職場
特別養護老人ホーム / デイサービスセンター / 地域包括支援センターなど
職種
ソーシャルワーカー / 生活相談員(指導員) など
子ども
対象
障がい児 / 保護者の養育を受けられない子ども / 非行児童、およびその家族
職場
児童相談所 / 児童養護施設 / 障害児入所施設 / 母子生活支援施設 / 母子福祉センター / 児童自立支援施設
職種
児童福祉司 / 児童指導員 / 母子相談員 / 少年指導員 / 児童自立支援専門員 など
障がい者
対象
障がい者 およびその家族
職場
障がい者支援施設など
職種
生活相談員(指導員) / 作業指導員 など
生活に困っている人
対象
母子家庭 / 失業者 / 生活困窮者
職場
福祉事務所など
職種
現業員(ケースワーカー) / 査察指導員(スーパーバイザー) / 専門職員 など
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まとめ
社会福祉士がは人口減少、所得高齢化、少子高齢化、児童・高齢者虐待などといった社会問題を解決に導くことが求められ、重要な役割を担うことになると考えられます。
平成28年6月に閣議決定された「ニッポン一億総活躍プラン」では、「地域共生社会」の実現が掲げられました。
地域で支え合い、共に生きていこうというものです。
社会福祉士は「地域共生社会」の実現に向け、多くの役割を担っていくことが期待されています。今後も福祉の発展に欠かせない、重要な役割をになっていくでしょう🤲
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