2024.04.05
【職業紹介】介護福祉士
介護福祉士は、介護の資格では唯一の国家資格です。
介護が必要な方の日常生活をサポートする業務を主に行います。
今回はそんな介護福祉士の仕事内容などについてご紹介します🤲
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介護福祉士とは
介護福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉士法」にもとづく国家資格です。
同法第2条第2項において、
『介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者をいう。』
と位置づけられています。
介護福祉資格は、介護を必要とする方の様々な生活行為・生活動作を支援し、支える知識と技術を要する専門資格として認知されています。
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介護福祉士の仕事内容
介護福祉士は主に、利用者の自宅に訪問、特別老人ホーム、身体障害者施設等の社会福祉説の介護職員として、身体介護や生活支援を行っています。
また、要介護者の家族から相談を受け、介護方法などのアドバイスも行います。また、高度な専門知識と技術を有していることから、現場でもリーダーとしての役割を求められます。
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介護福祉士と他資格の違い
ケアマネージャーは介護福祉士の上位資格であり、ケアプランの作成をするなどコーディネーターとしての業務を行います。実務経験が必要な専門的な資格であり、都道府県認定資格ですが、介護の現場からは離れデスクワークが多いです。
認定介護福祉士については、介護キャリアパスの中で最上位の資格で、介護の現場におけるリーダーとして位置付けられます。現場作業だけでなく、地域との連携やチームのマネジメントも行います。
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介護福祉士の需要や将来性
日本では2023年時点では65歳以上の19.0%が要介護の認定を受けており、高齢者が増えればその分人手が必要になるでしょう。
そのため、介護福祉士を含む専門職の需要は、今後ますます増加すると予想されます。
介護業界では人手不足が続いています。高齢化による需要の増加だけでなく、待遇面などで介護の仕事を選ぶ人材が少ないことも要因です。
公益財団法人介護労働安定センターによる「令和3年度介護労働実態調査」の「従業員の過不足状況」の調査でも、およそ6割の事業所が人材の不足を感じているとデータが出ており、大きな課題となっています。
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